インターン > インターン生の声 > 13期生 > 天田 久貴
神戸大学経営学部2回生
私は神戸大学に通っているのですが、そこにはある時期になると毎日校門でビラ配りをしている人たちがいます。それはかつて議員インターンシップを経験し、何かを得た人たち。彼らが道行く人たちに手渡すビラ、たったの一枚の紙、私が議員インターンシップに興味を持つにはそれで十分でした。
「議員=政治」
そう思っていた私は、最初は不安でしたが、スタッフさんの話を聞いていると、どうも得られるものは政治の知識だけではないぞ!!自分が成長できるきっかけをつかめるのではないか!?と思い、参加を決めました。この選択は本当に正しいものだったと今思います。
私はインターンが始まってすぐ、いえ正確にはインターンが始まる前に早速悩みを持つことになりました。それは、二次面接のとき、初めて他の仲間や栗山さんにお会いした時なのですが、その時栗山さんに、「君は本当にインターンを続けられるのか。お客様気分なら参加するな」と言われてしまいました。正直この時がインターン活動中で一番へこみました。確かに私自身の中にもお客様気分で、議員インターンに参加しとけば何か得られるだろ、という気持ちがあったことは確かなので、その言葉はずっしりと心にのしかかってきました。そんな気持ちを早々に見抜かれてしまったことが情けなかったです。
その様に始まったインターンですが、終えてみた今、感想を一言で求められるなら、私が言うのは『楽しかった』ということ。辛かった、後悔している、なんて言葉ではもちろんなく、ためになった、社会勉強になった、という言葉でもありません。私はこの2か月間全力で“楽しみ”ました。“楽しんだ”というのは、もちろん栗山さんや13期生のみんなとの話が面白かったということもありますが、インターン生としての活動は、私にはとても“楽しめるもの”だったのです。ポスティング、研究テーマ発表、議会傍聴などたくさんの活動を経験させてもらいましたが、そのどれもが楽しかった。確かに辛いときもありましたが、圧倒的に楽しく活動できた時のほうが多かったように思います。それも常に全力で楽しもうとする栗山さんの姿勢や一緒にがんばれる仲間がすぐそばにいたからだと思います。
インターン中、栗山さんに注意されたこと、それは自分の意見を周囲に示すこと。そのことは普段の生活のときから直さなければと思いつつも、中々直せないことでした。それでも、インターン中、それを本気で直そうとしてくれる栗山さんがいました。今は、もう直ったかどうかは分かりませんが、それでも以前より積極的に話そうとしている自分には気づいています。
そしてもうひとつ、私は福井出身で非常になまっているのですが、それについても栗山さんは私以上に懸命になって直そうとしてくれました。その時初めて私は自分のなまりを直そうと本気で思えました。
こんなにもインターンシップを楽しめたのは13期生のみんなのおかげです。ちほりん、みっちゃん、ちなみ、ちひろ。この4人だったからこんなにも楽しめました。正直、本音で語り合ったり、熱い思いをぶつけたりといったことは、私たちにはなかったかもしれません。そのことは少々心残りではあります。でも私たちには『縁』ができました。この夏、2ヶ月間をともに過ごしたという絆ができました。私たちはこれからも度々顔を会わせるでしょう。その時にでもまた本気で語りあえたらいいなと思います。この仲間たち、そして栗山さんに出会い、濃い時間を過ごせたことが、私がこのインターンで得た何よりの宝です。
最後になりますが、私は栗山さんの下でインターン活動ができたことを本当に幸運に思います。2ヶ月間本当にありがとうございました。